私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

秒速5センチメートルを見ました

これはひどい非モテ。童貞乙。これはてきめんにこじらせるぞ!

以下感想だが凄くネタばれに全く配慮してないので未見の人は見るなよ。レンタルなり買うなりしてからな。
主人公の男と栃木の女と種子島の女が出てくるわけです。
栃木の女は、なんか主人公を最後まで待っていなかったせいで映画を見た一部の人にビッチ扱いされてるみたいだが、それほどひどいわけじゃない。現実の現実的な人間ってそういうものじゃん。ああいう感じじゃん。
主人公の男は、栃木の女と心通わせた直後、種子島に長期にわたって転校することになる。栃木の女と遠くはなれてしまっているのに、昔心の触れ合った一瞬でずっと心を止めてしまっている。
それが原因で、東京に戻ってサラリーマンになった第3話で栃木の女に振られた状態になってるわけです。千回メールしても心の交流が無いとか言われる。きついですな。お前の人生なんか勝手な思い込みなんだよ!うわあー!
種子島の女は…なんつうか、ちょっと泣いた。彼女は幸せになってほしいと思った。主人公の男は酷いと思った。となりにあんなに良い女がいるのにずっと遠方を眺め続けて、それゆえ知らず知らずに回りに壁を構築してしまっている。孤独を作ってしまっている。
…なんだけど、種子島の女は理想的過ぎて2次元ぽいわけです。やることなすこと全部ポイント押さえてってる。こりゃ2次元における想像上の、架空の良い女であって3D世間の良い女は栃木の女なんじゃないんかいな、と思ったりもするわけです。
種子島の女がやってることは良く考えると一周まわって非モテぽいですね。理想的に思えるのは何らかの投影行為なのか。そうか。