私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

うそつき

良。

なんかこの本ちょっと文字でかいッス。
日日日なので作家買いです。でも「狂乱家族日記」や「アンダカ」、「蟲と目玉」等のシリーズとは全く違っています。「ちーちゃんは悠久の向こう」に近いけど、ホラーじゃない。
内容。一般恋愛小説。ケータイ小説気味のラインを狙ってますなきっと。
わりと冒頭の台詞でこれだ。

「……下らない」
「……あのね、あんたがどれだけあたしを好きでも愛していても関係ないんだけど。あたしはあんたと別れたい。それだけ。あんたの意志は尋ねていない。あんたはただ『そうかわかった。楽しかったよ。ばいびー』って爽やかに去ってくれればいいの」

まあそんな主人公ですが、全部読むと共感できてしまうという。
悪くないッスよなかなか。