ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2008/01/09
- メディア: 文庫
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メローイエローの2枚目のイラストが魅力の全てである気がしますが。
話が始まる前にもう既に全ては終わってしまっていて、あるのは残響だけなんだけれども、その残響に全く意味がなかったのかどうか。
滅びるものの遺すものは全て無駄かね?という話。
いまどき49ページあたりの描写を見ると「またか」とか「知らない人が考える典型的ライトノベルっぽい描写だなあ」とか「むしろ懐かしい」とか思いますがだって昔からこうだもんなあこの作家。
変わらぬ事はよいことだ。
いや、良い事か?
変わらぬままに幸せでいられるなら、という留保がつくね。
たとえ変わったとしても、それが続くのでさえあれば、終焉を願う事はないでしょう。今回の主人公は。