私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

ポストマン

ポストマン (ハヤカワ文庫SF)

ポストマン (ハヤカワ文庫SF)

良。
映画化もされたアレです。
ちょっと懐かしい感じのディストピアSFで、腕力も体力もないがハッタリの演技力のある男が主人公。
舞台は核戦争後の核の冬に包まれたアメリカで、「サバイバリスト」と呼ばれる無法者集団によってわりと北斗の拳みたいな世界になってしまっている。
自分が生き延びるために、そこをハッタリと幻想だけで集落と集落を繋いで戦うはめになってしまう主人公の旅、とくとごらんあれ。
舞台は未来なんだけど、昔のアメリカの郷愁やら、アメリカは何度でも立ち上がれるんだといった希望や根性を感じさせる本でした。