あんた俺か? ―ペアプログラミングの効用―
ペアプログラミングの効用を読み
ペアプロと上司でないマネージャはすっぱいブドウを経由して
射撃しつつ前進にたどりついた。
上記で何度も出てくるが再度引用しよう。
…あんた俺か?
私の一日の多くはこんな感じだ:
- 仕事にとりかかる。
- emailをチェックしたり、Webを見たり、そのほかのことをする。
- 仕事に取りかかる前にランチを取ったほうがいいと判断する。
- ランチから戻る。
- emailをチェックしたり、Webを見たり、そのほかのことをする。
- いい加減はじめたほうがいいと心を決める。
- emailをチェックしたり、Webを見たり、そのほかのことをする。
- 本当に始めなきゃいけないと、再び決心する。
- くそエディタを立ち上げる。
- ノンストップでコードを書いていると、いつのまにか午後7:30になっている。
ステップ8とステップ9の間のどこかにバグがあるようだ、私は必ずしもこの溝を飛び越えられないからだ。
いやいやJoel On Softwareの他の記事を読めば俺より遥かに凄いプログラマであることは明白だ。
つまりこんだけ凄い奴でもそうだってことは、「ただ始めること」というこの人へのレシピは非常に自分に対して有効だってことだ。ペアプロもきっと自分の生産性を大きく改善するだろう。でも確かに言い出せないよな。「俺ほっとくとさぼりがちなんでペアプロさせてください」ってのは。
あと「えらくない管理職」については、こりゃ都市伝説かもしれない伝聞なのだがこういう話を聞いた事がある。
俺の上司に「太古の昔カミソリだった窓際課長」がいるんだけどさ、課長がいうには昔、富士通のソフト開発・構築プロジェクトにはチームごとに秘書さんというのがついてたんだって。これは以外と真実をついてるかもわからんね。秘書さんはもしかして上記に挙げられた役割以上の「調停役」「関係者間調整の情報ハブ」として機能していたのではないだろうか?
プロジェクト進行管理やらソフトウエア構成管理から必要なものの購入手続きから細々したものは全部任せちゃって、若いもんはひたすら開発開発だけしてコードなり図面なりひいていれば良かったし、上司は士気の維持とか予算交渉とか教育とか部下の相談にのるとか先行調査して計画を練るとか本質的なことをしてれば良かったんだって。
今となっちゃあ予算削減とPCの発達で秘書さんが消えちゃって、PCとOfficeソフトとグループウエアでみんながみんな自分でやらなきゃいけなくなった。実質的な仕事の時間が半分になっちゃってるんじゃないか、昔よりも1年でできる仕事が減っているんじゃあないかという気がすると、課長が悲しんでた。一番チーム全体の生産性が高かったのは秘書さんがいたときな気がするってさ。