スティック形状のマウス

サンワサプライ FPSバトルスティック JY-FPSM

失敗。
長いことPCを操っていると、マウスを持とうとして手首を反った状態に固定することが多くなり、その結果として手首の小指付け根側に炎症を起こしているのが当然といった感じになってくる。
このマウスが出てそこの解消に役立つのではないかと思って買ったのだが、結果としては失敗であった。
問題点は

• ホイール周辺のゴム被服がホイールの回転を阻害する
• ホイールの角度が悪い
• 通常のマウス保持方法でないとポインティングの精度が出ない

ことにある。
ホイール周辺が摩擦力の高いゴムで覆われているため、親指をだらーっと這わせて滑らせることでの回転が困難である。よってホイールを回す際には親指を曲げて親指の先にホイールのみ接触させて利用する事となる。
この際親指の先端で回すことにすると、私の短い指では人差し指と中指がトリガーの正面から外れてしまうしこの状態では小指と薬指の握りこむ力を受ける部分が親指側に存在しないため、カーソルの移動に支障をきたす。
深く握りこみ親指先端の右側面で回そうとすると、ホイールの角度と矛盾する。ホイールが今の位置と垂直にあれば親指先端の曲げ伸ばしによって回せるが生憎と今の位置・向きにあるためそこは最大限に曲げたまま親指の付け根を動かすことになる。指がつりそうな体勢である。せめてホイール周辺が滑らかなプラスチック素材であれば親指を伸ばしたまま回せるのだが、現状使えるのはホイールのクリック動作のみである。
このスティックを握った際に自分の親指が自然に回せるのは、トリガ部分とスティックのパーティングライン上半分の位置である。ここに机と水平か、今のパーティングラインに沿った向きにホイールが存在すればよいのだが。
もしくは上面の後ろ側中央に配して欲しい。トラックボールならなおよい。Appleのマイティマウスに存在しているようなアレである。

これらの問題点は、私の行いたい保持方法によるのかもしれない。手を傷めないことを考えると、机に支点を置きたくないため小指と薬指で深く握りこんでしまうのである。
ここでホイールと直角に親指が当たるように置き、手首の付け根を机につけるようにしてみた。やってみると、手首が机にもぐらない限り持てないと判明した。またこの持ち方では人差し指がスティック正面に全く届かない。スティック正面のトリガ二つをクリックできる位置に手を動かすと、ホイールの最適位置は先ほど述べたパーティングラインより少し後方、現在のホイールを真っ直ぐ上昇させ蓋に当たるぎりぎりの位置か角をはみ出させた所になる。
まあなんにせよホイールが全く使い物にならないということで、買い物大失敗であった。ホイールを改善したVer.2待ってます。私の手首が使い物にならなくなる前に早く。
これではいつまでたってもトラックボールからマウスに戻れないではないですか…