ウィザーズ・ブレイン、佳境に
- 作者: 三枝零一,純珪一
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 文庫
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なんか中盤で泣いた。幻影No.17の、ゆずれない動機の形成過程に。不退転の決意と言ってしまえば一言で終わってしまうのだが…
ウィザーズ・ブレインの世界観は「高密度演算は現実世界に影響を及ぼす」というものである。
魔法士とは人間に遺伝子改造を施しi-ブレインという特殊な構造の脳を生成して創られた改造人間である。
その高密度演算を手段として世界の法則を捻じ曲げることにより、彼らは通常人の数十倍速で格闘し、分子運動を操り、重力を曲げて戦う。
ウィザーズ・ブレインは明日を夢見て戦う魔法士たちの物語である。
というわけでウィザーズ・ブレインといえば
- 魔法士の能力バトル
- どこにも絶対の正義などない主張と主張の激突
- 太陽の恵みが途絶えた滅び行く世界
であります。特に今回はシリアスで「あとには退けない感」満載。
あとがきで作者が
「あーやっと主要キャラ全部の顔見せが終わったんで序盤終了ッすよ〜」とか書いてたが7冊書いておいて序盤かよオイ!しかも一冊500ページ近くあったりするし。
あと14冊ぐらい期待して良い?どこまでもついていくよ〜。