私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

SONYがもうかわいそうになってきた

Walkman A シリーズについての噂をまとめてみる。
ここ中心に色々トラックバックをたどって見てみた。なんかもうボコボコです。高々1000曲で駄目になる転送ソフトとかマジありえないです。俺みたいなレベル低い奴が一人で泣きながら開発してんのかもしかして。今俺の使ってるMuvo2FMは800曲、4.7GB入って*1快適に動いてます。起動時に顕著に遅いけどね。そのレベルにすら達してないわけです。iPod追撃できるわけないだろボケ。
音は良いとか仕様レベルでのカタログの宣伝文句は良い(曲を連想してリンク再生してくれるそうですね)とか、デザインとか有機ELの美しさとか買わせる力は多少あるわけですが、ソフトウエアの実装が全てだいなしにしているという、ソフト屋としては胃が痛い話です。

  • 企画:頑張った。Sonyなりの絵を描いた。DRMガチにならざるを得ない代償として管理された楽曲リストから再生順の提案をウオークマンがするという価値をくっつけてみた。
  • デザイン:ちょっと頑張って偽iPodじゃなくした。指紋つきやすいとか反射がまぶしいとか言われちゃってるけど独自感を出すためには仕方がない。
  • ハード屋:頑張った。良い音にした。有機ELとかふんだんに入れてみた。電池の持ちとかも無理なサイズ形状だけどなんとかした。
  • 生産・購買・営業:iPod nanoとかVideo iPodとか出ちゃったので頑張って値を下げてみた。なんだかんだいって品薄感のないようアーリーアダプターにはちゃんと届くように頑張った。
  • ソフト屋:なにやっとんじゃボケ

なんつーか、初日に手に入れる人なんてのは周囲に評判を吹聴する人です。ある意味、自腹を切って宣伝してくれる営業さんです。だから最初の印象はとってもとっても大切です。どんなに素晴らしいソリューションを提案しても「動かない」だけでもう台無しです。SonicStageも最初がクソだったために凄い悪評が伝わってしまいました。仕切りなおしのできるチャンス、それがConnectPlayerだったわけで、そのチャンスをふいにしたみたいですね。ご愁傷様。もう伝説の大物連載「Walkman」は終了しました。SONY先生の次回作に御期待ください!

*1:ギリギリなのでiPod乗り換え検討中。というか、誰かクレ。