カルネージハートポータブル

Carnage Heart PORTABLE(カルネージハート ポータブル)

ここ何年かライトノベルに限らず何でも文章を書き始めている榊一郎の作品。
ゲーム部分は普通にカルネージなので、プログラマなら楽しんで遊べるがふと我に返って「俺なんで仕事終わって帰宅してまた仕事してるんだろう…」と愕然とすること必至。
しかし、まだプログラマでない人にも以下の理由でお勧めしたい。
ゲーム内容は基本的に

1. OKEという名の戦闘ロボットのプログラムを書く
2. 敵のOKEに向かって放つ
3. 自分のプログラムに従って味方OKEが勝利するまで傍観する

というセットでできている。
プログラムの組み方自体は親切なチュートリアルも付いているし、公式サイトでもヒントが載っているから無理なく学べる。
その上、単なるプログラム遊びにとどまらない「榊一郎ストーリーの魅力」があるので、プログラム初学者にありがちな挫折にはまらないで済むという素晴らしい利点がある。
なぜならそのストーリー、基本的に「ギーク版ダイ・ハード」だからだ！
君が今ここでプログラミングを頑張らなければ、教授も、研究室の同期も、アコガレのヒロインも命が危ないのだ！
そしてみんなを救えたその暁には、君は立派にプログラマの入り口に立てているはずだ。
問題は…ヒロインの顔が微妙にキモイぐらいですか。眼の焦点あってないし。教授可愛いよ教授。