私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

今、図説金枝篇を読んでるんだけど

図説 金枝篇

図説 金枝篇

  • 作者: サージェームズジョージフレーザー,メアリーダグラス,サビーヌマコーマック,内田昭一郎
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 1994/10/31
  • メディア: 単行本
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2段組で385ページもあって専門外でしかも読むたびにいろいろ考えちゃうからまったくもって読みおわらねえ。
226ページ。読み終わったら多分評価に優をつけるだろう手ごたえがある。
思ったんだけど、フレーザーが集めた「未開人の呪術的態度」っての、今でも全然なくなっていないよ!
ホメオパシーとか水伝とかってのがあるけど、アレはべたに呪術の基本形だし。「呪術の作り方」って本を書くときにはぜひ引用したい、教科書的態度だ。その辺についてはこの本を読み終えたときにきっちり感想に絡めて書きたいと思う。
あとね、Internetに対する利権者団体(カルチャーファーストとか)や文化庁の人の動き方もとても呪術的。匿名実名論に入ったときの実名論者の態度も呪術的。
…というか「呪術というものの見方」を手に入れたことで、今私は「ハンマーを持ったから何もかも釘に見える」状態です。*1呪術の創生をがんがんやっていける感じだ。あんなもんプログラミングだ。

*1:もってけへんたいたーれんを聞いたから何もかもが釘宮に聞こえる状態に近い。いやちかくない。