私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

俺なりの萌え

私のオタク暦は16年を超えている。*1萌えがつかめない幼いオタク*2に対して私なりの原始の萌えを伝えたいと、なんとなく思った。

萌えは感情である。ただし、喜怒哀楽という大きな要素には含まれないものだ。
「盛り上がる」感情*3の動きから、小動物等に感じる「かわいい」と仁侠映画の「血がたぎる」*4を取り除こう。残った無名の感情が、萌えである。「その他」である性質上、どうしても個々に解釈が分かれやすく、議論の対象になる。しかし、既存の言語で説明不能な感情が萌え出ずる時、君は間違いなく萌えている。
最後に忠告を。萌えは文語であり、声に出してはならない。説明不能な感情に盛り上がっているとき、声を出すことでそれに名前をつけてはいけない。名前をつけた瞬間、それは整理され、平凡なものに変わってしまうだろう。感情が過ぎ去り、分析する時点で文章に書こう。
「あのとき、私は萌えていた。」

*1:どこから積算するのが良いのかとちょっと迷ったのだが、ライトノベルに本格的にはまった地点を始点とする

*2:いるのかそんなの?

*3:感情の微分値が正であり大きさが大きいことが重要

*4:燃えともいう