私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

それは一面的なみかただと思いますけど。

http://d.hatena.ne.jp/crimsonstarroad/20070117/1168988581
でも自分の基準から突出してる所が目立ってしまうのはしょうがないかな。(挿絵多すぎ→つまり挿絵が本質なのか!)
私の場合は挿絵なんてほとんど見ていない。コミック化やアニメ化されたときに違和感が生じないための指針でしかない。むしろ設定資料が巻頭にあればそれで良い。
絵が重要と言うよりは、キャラクタが重要なんだと思います。その人がどんな人かを示すために小説があって、「当然の要求として容姿や表情も知りたい」ので補足資料として絵が載っている。その意味ではキャラクタは小説家とイラストレータの合作になる。*1「キャラクタ≒小説の大部分」な作品が結構あるから、ライトノベルはイラスト抜きではありえないむしろイラストが本質だと言う人がでてきてもおかしくはない。でもそれで全てではないと思います。*2文章が面白いという基礎がきっちりしていて初めて挿絵を楽しめるのです。挿絵がぶち壊す場合もありますが…*3「イラストに騙された名無しさん」としての私は「よーしこんだけ良い絵師を付けるんだから編集さんも力入ってるってことで当然文章も良い小説だよね?」という予断に騙されるわけです。
あと私は地の文で内面描写が多いライトノベルは嫌い。ヘタクソに感じる。登場人物の会話や行動で内面を削りだすほうが好き。

*1:実際あとがきで挿絵に感動してたり挿絵にインスパイアされて描写変わっちゃったりしたことを言っている作家はいる。

*2:たとえば十二国記。挿絵無い版が後から出たよね、確か

*3:たとえば麻生俊平のVSはひどかった。