狼と香辛料4

狼と香辛料 (4) (電撃文庫)

良。
まあ淡々と。
今回は3巻みたいな「バブル経済」といったはっきりした経済テーマやイベントは無くて、一方的な契約と後ろ盾を失った場合の破棄について、ぐらいでしょうか。むしろこの世界の信仰と神々のありようについて述べているのが今回の主なストーリーといえましょう。
まあ、既に主人公達がいちゃいちゃするのを眺める本と化していますが、今回の立ち寄り先ではもう一組いちゃいちゃする奴らが深刻な顔で出てきます。
ヒロインの故郷は滅んでいます。立ち寄り先を故郷とする「もう一組」は、滅びの始まりに直面しています。
故郷に関する感情も、今回のポイントですね。