私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

オーフェン

並。
ブックオフの105円コーナーで手にとって見たら、本編で読んでいないのは最終の2巻だけであることに気づき購入。
このシリーズ、世間的にはかなりの人気シリーズだったわけだけど、最初から最後まで自分にはあまり合わなかったなと。
主人公がなんだかわけのわからないまま翻弄されて、とにかくあがくだけあがくんだけど「成長」した結果が外には現れるのに内的な変化としては実感がない。前あっさりやられた相手に辛勝してもなんで勝ったんだかいまいち納得いかない。ギャグとシリアスのバランスが私には受け入れられないポイントにあったり。最終巻でばたばたっと事態が説明されて終わったけど、どーにも唐突で困惑するし。説明される前まで主人公の頭も読者の頭も疑問符でいっぱいで、その意味では主人公とのシンクロに問題はないのだがずーっと疑問のまま引きづられてはい説明しましたおわり、といきなり世界が救われてもなあ。