私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

たまにプログラミングなんぞ誰がやっても同じだとのたまう人が出るが

それは未熟者か馬鹿者か幸せな人である。
誰が考えても同じようになるはずであるものをきっちりその同じように書ける人材というのは、そう簡単に見つからない。FizzBuzz問題を思い出してほしい。世の中に低脳のあふれること限りなしである。FizzBuzzを頑張ったり書籍を見たりしてもできない「プログラマ」って、いないと思うか?
プログラミングなんぞ小学生でもできる。そうだね、小学生でもできるね。中学生の時には私もプログラミングをやっていた、と一応言えなくもないし。ちゃんとやりだしたのは大学で研究室入ってからだけれども。
ただねぇ。
その小学生はどの程度の頻度で存在するのかって話ですよ。
私はポインタのどこが難しいんだかさっぱりわからない。でも世間には難しいって言う人がそれなりにいるらしい。あらゆる人間がちょっと教わったぐらいでプログラムが組めるようになるってんなら、「ポインタ完全制覇」なんて書籍は出版されない。
「プログラミングなんぞ誰がやっても同じだ」という人は、「銀行員なんぞ誰がやっても同じだ」「警備員なんて誰がやっても同じだ」「会計なんて誰がやっても同じだ」「国会議員なんぞ誰がやっても同じだ」「コンビニ店員なんぞ誰がやっても同じだ」という人と同じなのである。単なる無知なわけだ。

  1. 「誰でもできらあ」という「簡単な事」を「きちんとこなせる」人は少ない。
  2. それ以上の「誰でもできるというわけではないこと」を達成できる人はもっと少ない。
  3. さらに「自分ができる稀有なこと」を大きな金につなげられる人はもっともっと少ない。

当たり前の事を当たり前にできる人をもっと大切にしようよ。