建築の設計書の改竄を防止するにはどうすれば良いのかな
姉歯さん関連はまだ気になっている。
設計書が印刷された番号の内容だけで認証されていて改竄楽勝とかいう話を風の噂で聞いた。
実は改竄手口やら認証されたソフトでやるとなんで手続きが簡素化されるのかとか認証される条件は何かとかそういう詳細は知らないのだが、機械屋/プログラム屋としては図面が改竄されるというそれ自体がとても気になって、その対策を考えていた。
ハッシュとか秘密鍵暗号とか公開鍵暗号とか公開鍵基盤とかパケットの書き換えとかクライアントのバイナリ書き換えとかが休み時間に頭の中をぐるぐる回ってたんだが、そんなもん全然いらないことに気がついた。Seti@Homeから連想したんだ。
要は、国が検算しちゃえばいいんだ。
図面は、国が配っちゃえばいいんだ。検算した物を。
設計士から直接受け取るから、認定受けた後改竄できちゃうのさ。
- 建築士が設計。
- 建築士は国のサーバにUPする。
- UPされたものを国が検算。
- 検算できたもののみお墨付きを与え、ダウンロードを可とする。
- 設計士は、UPした設計図の名前だけを関係者に通知。
- 関係者は個別に国のサーバから落とす。
- 相互に同じ設計図を見ているか、人が確認する。
この細かい実装部分では暗号技術とかも活躍するだろうけど、基本アイディアはこれで良いんじゃないかなあと思う。
- up/down時に専用クライアントを使って暗号通信するよね多分、とか
- 検算は自動でできるようにして分散コンピューティングでやるよねとか
- でも一つの設計書あたり複数の人に割り振ってアルバイトで計算させたほうが安かったりしてな*1
- お墨付きは電子署名だよねとか
- 設計図の名前はきっと採番された設計の番号だよねとか
- 全然関係ない人が設計図見ないような工夫が必要だったらやっぱり暗号だよねとか
- 国から落とした設計図実物の再検算ソフトも太っ腹に配っちゃって誰でも確認可能にするといいかもとか
あと国が検算できるようにするためには設計の方式とかの共通化などが必要で設計の自由度が落ちる問題とかがあったりするだろうけど、ほとんどの建物は問題ないはず。そういうユニークなのは今でもソフト使わないで人の審査を受けてるんだよね?
*1:純粋に工学的なもんなんだから、委託先は東欧とかインドとかアフリカの頭の良い人だって良いわけじゃん。