マルドゥック・ヴェロシティ
- 作者: 冲方丁
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前作「マルドゥック・スクランブル」における最強の敵「ボイルド」の人生をつづったSFアクション。
1巻が読み終わるまで生き残りアクションとしてどきどきしながら読んでいた。
2巻で、あれこれはサイボーグ009ものじゃない?と気がついた。ついでに前作はフォーマットが魔法少女物だったことに気がついた。あと敵がアメコミ仕様をもっと悪趣味にした感じ。Spawnに何か足しちゃったみたいな。
3巻、なにもかもが絶望の渦に巻き込まれて行き、前作へつながる。
ありがちガジェットがいっぱいつまってるのにそれがほとんど気にならない面白さ。おすすめ。
ボイルドは結局のびた君でウフコックがドラえもんなんだよね。ドラえもんがネズミってのが意味深だけど。ドラえもんを捨てちゃったから、のびた君は未来を創れなかったわけで。ボイルドは生存よりも有用性の証明を選ばなかった時点で、未来を創れなくなる。シザースはニュータイプだとかもニヤリと来た。