私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

メイド刑事1

良。
というか、バカ。
一番最初の文章をまるごとあげてみましょうか。

※この物語は全てフィクションです!登場する人物、組織、固有名詞などは、作者の想像上の産物であり、万が一、現実と一致しても、実在のものとは一切関係ありません
※現実のクイックルワイパーやペティナイフを、改造したり、武器として使うのは、大変危険なだけでなく、人として間違った行為です!絶対にやめて下さい
※本を読むときは照明を明るくして、目から離して読んでください!!

こんな話に現実と関係があってたまるか。あとライトノベルの記載を真に受ける馬鹿がどこにいますか。それにアニメじゃないんだから照明とか離れろとかいうか、フツー?
と、注意書きだけでその後を読む姿勢が形作られてしまうんですね。うん、よくできてる。なんつーか全体に流れる絶妙な特撮臭さ。チープさが。パンシャーヌとか実写キューティーハニーのドラマシリーズとか好きな人な、買うと良いと思うよ。ギャグものかというと、そうじゃないんだよな一応。登場人物は全員大まじめだからさ。あれだ、今になって「ゴルゴムの仕業だ!」と何が起こってもすぐ決めつけて飛び出して行くのを見ると、なんか笑えるじゃない?そういう笑いを狙った感じの本。


中身はね、もータイトルそのまんまスケバン刑事なんですわ。

そっ、それは桜の代紋!

本気で言ってますか。

『この先、冥途』
「こっ、これは、メイドの一里塚!」

なんでみんなそれ知ってて主人公の名前でぴんとこないの?いつもいつもめっちゃ本名なのっとるんですけど。馬鹿なの?


…それは、それは、様式美だからです!わーぱちぱちぱち。
万人向けじゃないけど、特定の人にお勧め。対象年齢は30歳以上。子供に読ませることができないのではなく、ノスタルジー的な意味で。


てゆーかこんなもんの参考資料欄に著書が挙げられてしまった森薫先生・村上リコ先生がなんかアレだ、合掌。