メイド刑事1
- 作者: 早見裕司,はいむらきよたか
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/04/13
- メディア: 文庫
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というか、バカ。
一番最初の文章をまるごとあげてみましょうか。
※この物語は全てフィクションです!登場する人物、組織、固有名詞などは、作者の想像上の産物であり、万が一、現実と一致しても、実在のものとは一切関係ありません
※現実のクイックルワイパーやペティナイフを、改造したり、武器として使うのは、大変危険なだけでなく、人として間違った行為です!絶対にやめて下さい
※本を読むときは照明を明るくして、目から離して読んでください!!
こんな話に現実と関係があってたまるか。あとライトノベルの記載を真に受ける馬鹿がどこにいますか。それにアニメじゃないんだから照明とか離れろとかいうか、フツー?
と、注意書きだけでその後を読む姿勢が形作られてしまうんですね。うん、よくできてる。なんつーか全体に流れる絶妙な特撮臭さ。チープさが。パンシャーヌとか実写キューティーハニーのドラマシリーズとか好きな人な、買うと良いと思うよ。ギャグものかというと、そうじゃないんだよな一応。登場人物は全員大まじめだからさ。あれだ、今になって「ゴルゴムの仕業だ!」と何が起こってもすぐ決めつけて飛び出して行くのを見ると、なんか笑えるじゃない?そういう笑いを狙った感じの本。
中身はね、もータイトルそのまんまスケバン刑事なんですわ。
そっ、それは桜の代紋!
本気で言ってますか。
『この先、冥途』
「こっ、これは、メイドの一里塚!」
なんでみんなそれ知ってて主人公の名前でぴんとこないの?いつもいつもめっちゃ本名なのっとるんですけど。馬鹿なの?
…それは、それは、様式美だからです!わーぱちぱちぱち。
万人向けじゃないけど、特定の人にお勧め。対象年齢は30歳以上。子供に読ませることができないのではなく、ノスタルジー的な意味で。