最低のライトノベル
私が今まで読んだ中で最低のライトノベルを挙げます。もっと最低なのを知っている、という方は教えてください。
最低な小説、って何でしょうね。例えば原作者が脳みそ垂れ流してるだけのひとりよがりが駄目だ、というなら米田淳一が最適でしょう。
- 作者: 米田淳一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/11
- メディア: 新書
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考証が駄目な小説はかなり萎えますが、ある次元を突破するともう笑えます。たとえば黒豹シリーズとか。ボンドカーみたいな凄い車が出てきたりするんですが、そのドリーム後付設定たるや物理法則を説明なしに軽く突破していたりします。*1笑えちゃ最低ではないですね。
黒豹スペース・コンバット〈上〉―特命武装検事黒木豹介 (徳間文庫)
- 作者: 門田泰明
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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最低だけど最高なものもあります。それは激突カンフーファイター。
- 作者: 清水良英,しろー大野
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2001/01
- メディア: 文庫
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あかほりさとるの作品群やそのフォロワー*3はまあひどいですが、まったくもって「最低」の基準に達していません。ちゃんと自分の心を中学生に設定すれば読めます。正しく時間つぶしは可能です。読んだあとで激怒したりできませんし、絶望的な脱力感にとらわれたりはしません。
単純にへたくそなのだとこんなのもあります。これは最近読んだ中で一番つまらなかった。
http://d.hatena.ne.jp/Francis/20051204
また海法紀光の初期のノベライズ作品を読んで「攻略本読んだ方がまし」と思ったことはあります。どの作品かは忘れました。
でも下手なだけではまだまだ甘い。下手であり、なおかつストーリーが駄目で、怒りを覚えるか膝からへなへなと力が抜けなければなりません。私は以下の本を中古で買ったり図書館で借りて読んだのですが、これを新品で買ってしまった人の怒りは想像もつきません。
その心に残る最低ライトノベルは二つ。「VISITOR」「エフ・エス」です。
- 作者: 立花薫,高田明美,伊藤和典
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 1999/01/01
- メディア: 文庫
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エフ・エス―Flight simulator (電撃文庫―FSファイル (0212))
- 作者: 嬉野泉,矢野徹,福田道生
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 1997/11
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ぜひ読んでみてください。そして、こんなもんまだ序の口だと思った方は私にもっとひどいライトノベルを教えてくださいね。