私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

パブリックコメントちゃんと出した

http://slashdot.jp/article.pl?sid=05/10/01/2223241
この話。所謂iPod課金問題ね。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2005/05090803.htm
に行ってみんな良く読んで出すんだ!
あ、ページ数はpdf落とさないとわかんないかんね。

だした意見はここから。

法制問題小委員会意見募集について、以下のように意見を述べさせていただきます。

2.私的録音録画補償金の見直しについて
(1)現行制度 35ページ

私は一人の著作権者として私的録音録画補償金に反対します。
私の職業はプログラマーであり、コンピュータプログラムという著作物を創作して日々の糧を得ています。プログラミングは技術的・職人的な労働であると同時に、世界に感動や変革をもたらす芸術でもあります。著作家・芸術家の一人として、楽曲の創作者・映像の創作者にのみ与えられている私的録音録画補償金は不公平な優遇制度であると主張いたします。
制度としての公平さを保つため
「楽曲と映像の著作権者にのみ与えられた特権である私的録音録画補償金を撤廃する」
「私的複製補償金と変更し、全ての種類の著作者に範囲を広げるようにする」
のいずれかにすべきであります。
また、一人の消費者の立場に立った際においては、上記2種のうち「楽曲と映像の著作権者にのみ与えられた特権である私的録音録画補償金を撤廃する」を強く望みます。

2.私的録音録画補償金の見直しについて
(2)ハードディスク内蔵型録音機器等の追加指定について 36ページ

DRMで個別課金が可能である以上、補償金を徴収する合理性はありません。
また、私的録音補償金に関して導入当初無劣化のデジタル・コピーが作成できることを理由の一つとしていましたが、CDより取り込んだ楽曲は不可逆に圧縮されて劣化しており、無劣化ではありません。ハードディスク内蔵型録音機器でデジタル音声出力が再録音可能なかたちで可能な機器も極めて少なく、孫世代・ひ孫世代のデジタルコピーが作られるわけでもありません。またDRMで縛られた楽曲についてはコピーが無制限に得られるわけではなく、著作権者の収入に与えるインパクトは大きいとは思われません。よってこれらは補償金を徴収する合理的理由にはなりません。

2.私的録音録画補償金の見直しについて
(3)汎用機器・記録媒体の取扱いについて 38ページ
汎用機器・記録媒体から補償金を徴収するのであれば、それらには小説・漫画・絵画・写真・コンピュータプログラム等の複製行為にも利用できる事から、それら楽曲や映像以外の著作権者にも利用の実体に応じて補償金が分配されるべきです。つまり、私的録音録画補償金を私的複製補償金とし、あらゆる著作の利用実体を調べ、補償金を公正に分配されるべきと考えます。

そのようなことが不可能であったり経済的合理性を欠くのであれば、楽曲の著作者と映像の著作者のみを優遇した制度である私的録音録画補償金は撤廃すべきです。楽曲や映像のみが著作権法の守る文化ではありませんし、音楽業界や映像業界のみが特に困窮していて文化維持のために優遇策が必要であるとも思われません。

私の意見は以上です。よろしくお願いいたします。

ここまで。
多分ツッコミどころはいっぱいあるし間違っているところもある。ここが人通りの多いblogだったら炎上するかもしれん。
でもまあ消費者の観点からぶつける人はいっぱいいるだろうなということで、ちょっとアーティストぶったプログラマというキャラクタを創作して不公平だ!不公平だ!とぶつけてみた。

俺の本当の気持ちとか考えはどうなんだって?そんなの俺にもわかんねえよ。