ヤバい経済学
- 作者: スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 単行本
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ほぼオビの煽り文句の通りの本でした。飲み会のときの話の種用の本ですな。
ただし、欲求不満は残る。論文のアブストラクトだけ持ってきて一般人向けに説明するみたいな本なので、「なぜそういう因果関係が判明したのか」のところが限りなくおぼろげだったり書いてなかったりするのである。もうちょっと突っ込んで書いて欲しかったのだが、論文読めって言われるんだろうな…
あと終盤の白い名前黒い名前の話*1は事実の羅列に見えてしまい、話を持っていきたい所がわかりにくかった。結局何なんだ。名前は親の願望の現われですなんて普通のことが言いたかったのか?高級名前のお下がり現象が書きたかったのか?DQN名前かわいそうねってか?
*1:低学歴層の親がつける名前には珍名が出現する話と、普通の名前でも白人ではやる名前と黒人ではやる名前は全然違うという話から論を展開する