私は私だけのみかた

しかし真に利己的に行動することは尋常の知性では難しい。

オタクの身上書

前にも一回書いたが、どうやら身上書というものを書かねばならないらしい。釣書とも言うらしい。
就職や転職するときに履歴書を書いたときもそうだが、書いているとなんだかむずむずしてくる。本当のことを書かないからである。といっても嘘を書いているわけではなくて、都合の良い事実のぎりぎりの強調と都合の悪い事実の隠蔽である。
身上書には何書くかってーと

  • 氏名
  • 住所、連絡先
  • 本籍
  • 学歴
  • 職業、職歴
  • 身長、体重
  • 趣味、特技

を書いて、家族書というのを添える。
父:会社員
母:主婦
弟:ニート
みたいなそういうのである。

まあ学歴やら職業なんかは嘘ついてもしょうがないので地方国立大学工学研究科機械工学専攻修士修了、中小企業でプログラマやってますと素直に書くしかないわけである。
身体特徴も会ってすぐばれるからチビでBMIが22ですとか素直に書くしかないわけである。写真ついてるしな。
問題は趣味特技欄だ。困る。本当に困る。絶対素直に書けない。素直に書くとこうなる。あなたから見えるFrancisそのままである。

趣味:Web,PC,ライトノベル,アニメ,バイク,ダーツ
いつのまにか仕事になってしまったほどのPC好きである。仕事にしてしまうと好きとか嫌いとかを超越してしまうのが悩み。
またライトノベルを中心にSFやミステリにたまに手を出す本読み。blogも趣味にしていて読んだ本の一言感想を日々アップしている。
アニメは昨今の放映の洪水に辟易気味だがポイントを絞って視聴している。
バイクは凝るというより移動手段として割り切った使用法だが、乗っている時はなんだか楽しい。
ダーツは最も最近はまった趣味で、まさに下手の横好きである。根本的に的当てが好き。ダーツバーの雰囲気になじめないため専らゲームセンターで投げている。

これはキモい。無理。このプロフィールもらったらマジ引くっしょ。そんなわけで

趣味:ダーツとバイク

とか嘘のない範囲で書くしかないのである。読書なんて絶対書けねえ。文学なんて読んでねえもん聞かれた瞬間に終わるでしょ。でもこれでも十分キモイ気がする。なにより趣味欄の目的である「当たりさわりのない会話の糸口を提供する」を満たしてない。
書いててかゆい。かゆすぎる。でもしょうがないのである。誰か助けて。